高尿酸血症治療薬であるxanthine oxidase(XOD)阻害薬はプリン代謝を阻害することで尿酸生成を抑制する。そのためアロプリノールとプリンアナログとの併用時には、減量規定に基づきプリンアナログの投与量を調節する。しかし、2011年に本邦にて上市されたフェブキソスタットとプリンアナログとの併用についてはその至適減量基準は確立されていなかった。本研究では、フェブキソスタットと代表的プリンアナログ、6メルカプトプリン(6-MP)との相互作用について、培養白血病細胞を用いて分子薬理学的に検討し、相乗効果を示すことを明らかにした。
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