研究課題
若手研究(B)
1)LET-502-MLC-4-NMY-2からなるミオシンおよびその制御系が、軸索切断後の成長円錐形成に重要な役割を果たすことが明らかになった。2) CDK型プロテインキナーゼをコードしておるSVH-16はJNK経路の上流あるいはJNK活性化で抑圧できるパラレルな経路で機能することが示唆された。3)アクチン結合タンパク質α-アクチニンの線虫ホモログATN-1はLIMドメインタンパク質ALP-1と結合することで神経軸索再生を制御することが明らかになった。
分子生物学
神経軸索の再生機構の解明は、医学的には事故や疾患による神経切断や欠損の治療法を開発する上で重要であり、社会的にも喫緊の研究課題である。従って、本研究は単なる学術的発見にとどまらず、ヒトにおける神経再生誘導の理解および再生治療に繋がることが期待される点で、日本発の極めて重要な研究と考える。