宿主オルガネラを超遠心により細かく画分し、それぞれに存在するトキソプラズマ由来新規分子を同定し、それらがデンスグラニュール由来であるかを検討した。 また、GRAs分泌阻害変異株であるASP5欠損原虫を使用して、GRAsが宿主細胞内シグナル伝達経路と遺伝子発現に与える影響をグローバルに探索した。以上の情報を元に選択的に当該GRAsが影響を及ぼすと考えられる細胞内シグナル伝達経路をルシフェラーゼアッセイにより検討した。その結果、抗トキソプラズマ因子であるGate-16に結合する病原性候補因子TgGIFの単離に成功した。
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