研究成果の概要 |
センダイウイルス (SeV) Cタンパク質と宿主因子STAT1もしくはAlixとの間の結合を阻害する化合物は, SeVや類縁のヒトパラインフルエンザウイルスの阻害剤になりえる。本研究では, Cタンパク質とこれら標的因子 (STAT1およびAlix) の結合阻害剤を安価で極めて高精度にスクリーニングするアッセイ系を構築することができた。また約20万種の低分子化合物ライブラリーを用いてスクリーニングを実施し, Cタンパク質とAlixとの間の結合を特異的に阻害するアクリドン構造を有するいくつかの化合物を取得することができた。
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