4名のマンモ認定医師、15名のマンモ認定技師を観察者として左右の内外斜位方向(MLO)の30枚の乳房画像を用いて視線計測を行った。また、 4名のマンモ認定医師、23名のマンモ認定技師を観察者としてMLO画像と頭尾方向(CC)画像合計16症例の乳像画像を用いて視線計測を行った。観察者は画像全体を観察し病変が存在する領域を予測したのち、MLO画像では左右対称性、乳腺の濃度勾配を確認するため、病変が存在する領域の左右、上下方向に視線を動かし、CC画像ではMLO画像で疑った領域と乳腺組織が多く存在し、発生頻度が高い、外側の左右方向に視線を動かしながら、病変の位置の確認や正常または異常を区別していた。
|