研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルゲンで感作したマウスはtriclosan摂取による気管支喘息増悪が示され、その条件としてTLR2シグナル、triclosan摂取の両者が必要であると示唆された。またtriclosan摂取マウスの腸内細菌叢はclostridiaの割合がtriclosan濃度依存的に増えることが示唆された。ヒト小児フィールドの疫学調査から、既に市販品からの成分が除去されたtriclosanの尿中検出をみとめなかったが、同様の抗菌性防腐作用を持つmethyl, ethyl, butyl, and propyl parabenとアレルギー疾患の有意な関連を認めた。
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