慢性腎臓病の患者における患者のセルフケアが必要な治療目標について、医療情報の電子データを活用して半自動的に達成・非達成を判定するシステムを開発した。施設間の医療データのばらつきを精査し、より多様な環境に対応できるシステムとなるよう改善した。当該システムを透析施設13施設に導入し、治療目標達成の実態の把握を行った。 また、これらの施設で同意が得られた患者において、健康問題に関する捉え方についてアンケートや重要な予後(例:入院・死亡)についての調査を実施して、電子データ由来のデータと統合したデータベースを作成した。これにより、セルフケア指導向上に資する情報を分析できるデータベースが構築された。
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