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2018 年度 研究成果報告書

マトリックス分解酵素(MMP13)を用いた肝硬変に対する抗線維化治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19333
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

横尾 健  新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任助教 (80750629)

研究協力者 小川 光平  
小林 陽子 (品川 陽子)  
上村 顕也  
大場 芳彦  
吉野 秀義  
大塚 正人  
尾田 雅文  
Liu Dexi  
寺井 崇二  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード肝硬変 / MMP13 / ハイドロダイナミック遺伝子導入法
研究成果の概要

MMP13は肝線維化を改善させる酵素である。肝硬変ラットに対してMMP13遺伝子を導入して過剰発現させることで線維化が改善するかを検証した。ハイドロダイナミック法により硬変肝に十分量の遺伝子導入が達成された結果、線維化刺激を継続しながらMMP13導入を行った群では線維化進展抑制効果が、線維化刺激を終了後にMMP13導入を行った群では線維化改善効果が認められた。

自由記述の分野

遺伝子治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝線維化は高度進行例でなければ、肝内の炎症を鎮めることである程度の改善が期待できる。逆に進行した場合には回復が難しいことが知られており、point of no returnなどと表現される。本研究では、MMP13遺伝子導入の炎症が継続する肝内における線維化抑制効果、また、炎症収束後の肝内における線維化改善効果が示されており、肝硬変診療の新たな治療手段となり得ることを示したものであり、今後の肝硬変診療発展の基盤となり得ると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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