JMJD2Aノックダウン細胞を用いて、5-FU、cisplatin、docetaxelのIC50をWSTアッセイにより評価したところ、JMJD2Aノックダウン細胞のIC50はいずれも高まった。また、DCS療法を施行した29症例を対象に、2コース終了後の腫瘍縮小率と治療前のJMJD2Aの染色スコアを比較したところ強い相関を示した。以上の結果より、JMJD2Aはこれらの薬剤の強い感受性因子であることが示唆されるとともに、治療前の胃癌生検組織を用いてJMJD2A発現を調べることにより、DCS療法の感受性を予測しうることが示唆された。
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