研究成果の概要 |
肥大型心筋症に対し、PET動態データの定量解析ソフトである PMODソフトウェアを使用して安静時と負荷時の心筋心内膜と心外膜血流計測を行った。正常心筋群17例と肥大心群16例における解析結果では安静時心内膜心筋血流は正常心筋群0.778±0.161 mL/g/min、肥大心群0.733±0.164 mL/g/min と有意な差は無いもののアデノシン負荷を行い、安静時と負荷時における血流比(stress TPG)を計測したところ肥大心筋群が正常心筋群と比較して有意に低下していることが明らかになった(正常心筋群 1.422±0.202, 肥大心群 1.159±0.144, p=0.0002)。
|