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2018 年度 研究成果報告書

肺癌の治癒を目指すEGFR-TKI、抗EGFR抗体とベバシズマブ併用療法の効果

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19454
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関岡山大学

研究代表者

大橋 圭明  岡山大学, 大学病院, 講師 (60729193)

研究協力者 槇本 剛  
西井 和也  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード非小細胞肺癌 / EGFR変異 / オシメルチニブ / セツキシマブ / ベバシズマブ
研究成果の概要

第3世代EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)はEGFRT 790M変異を有する肺癌における標準治療であるが、耐性化するため新規治療戦略が必要である。本研究では、オシメルチニブ、抗EGFR抗体セツキシマブと血管新生阻害薬ベバシズマブの3剤併用療法の効果を検討した。マウスモデルにて、低腫瘍量のゼノグラフトでは3剤併用療法の優越性は示されなかったが、腫瘍が進展した高腫瘍量のゼノグラフトでは3剤併用療法は、単剤、2剤併用療法に対してより強い抗腫瘍効果を示した。臨床試験で検討する価値のある有望な治療方法と考える。

自由記述の分野

呼吸器悪性腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

EGFR遺伝子に変異が起こることで肺癌が発症する。EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)が標準治療であるが、いずれ耐性化して根治は期待できない。本研究では第3世代EGFR-TKIであるオシメルチニブと抗EGFR抗体であるセツキシマブにてがんの原因であるEGFRをより強力に阻害し、さらに血管新生阻害薬ベバシズマブを上乗せする3剤併用療法の効果を基礎的に検討した。この新規3剤併用療法により、単剤治療と比べて強い腫瘍抑制効果が確認できたため、臨床試験で有効性をさらに検討するべき有望な治療法と考える。

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公開日: 2020-03-30  

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