特発性肺線維症(IPF)患者の気管支肺胞洗浄液(BALF)から16SrRNAを精製し、次世代シークエンシング技術を用いて肺内細菌叢を解析した。 また、IPF安定期と急性増悪期の血清を用いてmiRNA網羅的解析を行い、急性増悪期に発現量が増減しているmiRNAと関連遺伝子を検索した。その結果、BALF中にはFirmicutesとProteobacteriaの割合が高いことを示した。また、 急性増悪期に複数のmiRNAの増減を認めることを確認した。 特にmiR-122-5pとmiR-151bは、A549細胞に遺伝子導入し発現量を調整したところ、細胞外基質に関連する遺伝子発現を調整していた。
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