研究課題/領域番号 |
16K19616
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
菅 重典 岩手医科大学, 医学部, 助教 (80633081)
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連携研究者 |
稲田 捷也 岩手医科大学, 医学部, 助教授 (80048446)
高橋 学 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60453304)
丹保 亜希仁 岩手医科大学, 医学部, 助教 (80531524)
小鹿 雅博 岩手医科大学, 医学部, 助教 (40347878)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 真菌血症 / 敗血症 / β‐D glucun / エンドトキシン / ワコー法 |
研究成果の概要 |
真菌による敗血症は依然死亡率が高く,その要因を解消するために,HES製剤を用いて多白血球血漿(LRP)を作成し,偽陽性成分のBDGのみでなく,菌体成分も含んだBDG量を測定する方法を考案した.従来法である多血小板血漿(PRP)と新規法であるHES製剤を用いた多白血球血漿(LRP)のBDG量を測定することで精度向上が可能かを基礎的に検討した.BDGratio(LRP/PRP-BDG)を用いることで検査精度向上が可能であり、しいては救命率の向上に寄与すると考える.臨床研究においてもBDGratioが有意に精度が高く、今後さらに臨床研究を進め、学会誌へ投稿し、特許申請予定である.
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自由記述の分野 |
感染症
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの感度・陽性的中率を改善することで診断率が向上し,死亡率の改善が認められた。そこで,現行法で検体試料として用いられている多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma以下PRP)単独測定ではなく,我々が考案した多白血球血漿(Leukocyte-Rich-Plasma以下LRP)を検体試料として併用し,BDG-ratio(LRPのBDG/PRPのBDG量)を算出することで疑陽性および偽陰性を同時に解消し,より高精度の検査とすることで診断率の向上,しいては救命率の向上が可能であると考えられた。.
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