野生型のマウス及びATG5ノックアウトマウスより樹立された胎児線維芽細胞を用いて、無血清刺激または無血清および低酸素刺激を与えたところ、オートファジーの欠失により、インスリン様成長因子シグナルが亢進することが認められ、オートファジーと成長因子では何らかのクローストークが存在することが示唆された。しかしながら浸透圧ポンプによるトロンボキサンA2類似体投与による、子宮内発育不全モデルでの検討では成長に与えるオートファジーの効果については明らかにならなかった。今後適切なモデルによる検証が必要と考えられた。
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