研究成果の概要 |
①創傷治癒時の再上皮化の観察、評価。TSK-KOマウスではWTマウスに比べ、再上皮化がみられる5日目以降、再上皮化のスピードが有意差をもって遅いことが判明した。Real time PCRにて、TSK-KOマウスでは、Wnt5やShhの下流分子であるGli1,PTCH1など再上皮化に関わるシグナル伝達分子の発現量が優位に低下していることが判明した。 ②創傷治癒時の線維化の観察、評価。TSK-KOマウスではWTマウスに比べ、創傷5,7,10日目のHE染色にて肉芽増生が少なく、またα-SMA(筋線維芽細胞のマーカー)の発現低下が認められた。
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