岩手県内において逐次近似応用再構成法を導入している施設は全体の33%であった。標準体型における各部位のDLP75パーセントタイル値は成人頭部1254mGy・cm、成人胸部601 mGy・cm、成人腹部948 mGy・cm、冠動脈1580 mGy・cmであった。小児頭部は1歳未満286 mGy・cm、1~5歳708 mGy・cm、6~10歳706 mGy・cmであった。DRLs2015と本調査結果を比較すると冠動脈と胸部で岩手県がやや高値となった。撮影装置、再構成方法に依存しない低線量撮影方法の実現手法ととして、イメージベースのノイズ低減ソフトウェアによる線量低減撮影の実行可能性が示された。
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