研究成果の概要 |
2010年から2016年6月までの当院分娩の1,222個の胎盤の中から絨毛炎のあった症例を抽出し感染による絨毛炎を除外し正常症例との比較を行った。Diffuse type症例10例についてCD3・CD8・HLA-DR・細胞性免疫経路であるTh1細胞転写因子のT-bet・Th1 細胞に特異的なケモカイン受容体のCXCR3に対する免疫組織染色を行い臨床像との相関について比較検討した。病変の絨毛ではHLA-DR陽性であった。リンパ球はT-bet、CD8、CXCR3陽性であった。いずれの染色性においても臨床像との相関は明らかでは無かった。VUEにおいて細胞性免疫経路(Th1経路)の活性化が確認された。
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