がん治療における課題は、転移・再発への対応であり、そのためには 癌の検出感度の向上に取り組むことが重要である.子宮頚がんや大腸がんは近年増加傾向にある。子宮体がん,卵巣がんは骨盤内にがんが浸潤しやすいため早期発見が困難である.このため,進行がんでの発見が多く手遅れになりやすい事などから早期発見が望まれる.このためとくに採血で容易に,高確率で発見する新たな検査法が必要である。 我々は、新たなCTCチップを用いて効率的なCTCの取得のための濃縮実験、子宮癌、大腸癌の癌腫による検出率の違いなどを検証し、癌腫による違いも検証することにより新たな腫瘍マーカーとしてのCTC活用も期待できる。
|