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2018 年度 研究成果報告書

口腔粘膜上皮シートを用いた経口的移植手技による傷害声帯治療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20286
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関久留米大学

研究代表者

深堀 光緒子  久留米大学, 医学部, 助教 (50529310)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード声帯瘢痕 / 声帯粘膜再生 / 口腔粘膜上皮培養 / 傷害声帯治療 / 経口的移植
研究成果の概要

声帯瘢痕や声帯溝症は、声帯層構造の変化による不可逆的な音声障害を来しうる病態であり確立された治療方法はない。本研究では、これらの難治性疾患に対する治療を目的に、口腔粘膜上皮シートを用いて経口的移植手技による声帯層構造の再生を目指した。口腔粘膜小片より上皮細胞を分離培養し、上皮細胞シートを作成した。瘢痕声帯モデルの瘢痕除去後に直達喉頭鏡下に上皮シートを移植した。移植声帯は正常声帯に近い声帯形であり、粘膜波動が観察された。発声に有利な声帯の物性が再生したことを示唆する結果であった。

自由記述の分野

喉頭科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒト声帯は、組織学的に粘膜上皮、粘膜固有層、筋層の3層構造から成り、その層構造と物性は良好な音声にとって重要である。声帯瘢痕や声帯溝症は、声帯層構造の変化による不可逆的な音声障害を来しうる病態であり確立された治療方法はない。本研究では、これらの難治性疾患に対する治療を目的に、口腔粘膜上皮シートを用いて経口的移植手技による声帯層構造の再生を目指した。口腔粘膜小片より上皮細胞を分離培養し、上皮細胞シートを作成した。瘢痕声帯モデルの瘢痕除去後に直達喉頭鏡下に上皮シートを移植した。移植声帯は正常声帯に近い声帯形であり、粘膜波動が観察された。発声に有利な声帯の物性が再生したことを示唆する結果であった。

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公開日: 2020-03-30  

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