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2018 年度 研究成果報告書

うがい液を用いた早期咽頭癌分子診断法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20289
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所)

研究代表者

森田 真吉  地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん幹細胞研究部, 特任研究員 (10773955)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード咽頭癌
研究成果の概要

本研究では、咽頭癌の早期診断および治療を最終目的として、咽頭癌の早期診断マーカーの樹立および新規治療法の確立を目的とした。私たちは独自に樹立した下咽頭癌細胞株を用いて、造腫瘍能の高い細胞集団をスクリーニングした。その結果、CD271分子が高発現すると、造腫瘍能が著しく高いことが判明した。CD271を治療標的とするため、本研究では複数クローンの抗CD271抗体を新規作成し1クローンをヒト化抗CD271抗体(以下、hCD271mAbとする)として改変した。腫瘍細胞株を免疫不全マウスに移植し、hCD271mAbを投与すると、明らかな腫瘍増殖抑制効果が認められた。

自由記述の分野

頭頸部外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は難治である下咽頭癌に対して、新たな表面マーカーおよび治療標的を同定することができた。これまで、咽頭癌には特異的な治療標的が乏しく、今回新たに発見された意義は大きい。また、ヒト化抗体を用いて腫瘍抑制効果があることが確認できたため、臨床応用の期待ができる。今後、CD271の機能解析を含め、引き続き研究を実施する。

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公開日: 2020-03-30  

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