研究の目的:網膜静脈閉塞症後の黄斑浮腫に対する手術の有効性を検討する. 研究の方法:手術を受けた患者の光干渉断層計で得られたデータ、硝子体液で得られたデータと病態との関連を検討する. 研究成果:当科で手術を受けた患者6例6眼について検討した. 平均年齢は68.3±11.5歳、術前の矯正視力の中央値は0.5、術後3ヶ月目の中央値は0.7であった. 中心窩網膜厚の中央値は術前191μm、術後3ヶ月目は233μmmであった. 6例中5眼では3ヶ月目までに術後の浮腫の改善は認めなかった. 今後症例数を増やし、長期的な視力を評価するとともに、光干渉断層計データ、硝子体液データとの関連を検討する.
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