神経芽腫自然発生モデルマウス(ヒトMYCN Tgマウス)を用い、各種depletion抗体を用いて自然退縮率の検討を行った結果、CD4陽性T細胞、CD8陽性T細胞、NK細胞の影響は無視できる程度であることが明らかになった。 一方で、腹腔内に存在するB細胞が産生する自然抗体、中でもIgMおよびIgG3の血中濃度と自然退縮との間には正の相関があり、CDC活性があることも確認が出来た。ところが、これら抗体は退縮時のバイオマーカーとしては有用であるものの、そのエフェクターとして働いてはいないことが示唆された。母体からの移行抗体の影響についてはさらなる精査が必要であると考えられる。
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