2型糖尿病において、食事・運動療法は生活習慣と密接に関わるため患者の自助努力が求められる。その中でも運動は患者自身が積極的に取り組まなくてはならなく、患者にとって運動の必要性を認識しているが、運動の継続が難しかったり実践できないのは、運動本来の楽しさを捉えることができなくなっている事が大きいと考えられた。そこで2型糖尿病患者における運動の楽しさに関して、運動における楽しさを構成している要素として分かったことは、「家族・仲間の共同」「同じ病を抱える仲間とのコミュニティの存在」、「医療者との良好な関係性」、「運動効果の実感」「目的を持って取り組む」であった。
|