研究課題/領域番号 |
16K20777
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 愛知医科大学 (2018-2019) 椙山女学園大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
谷口 千枝 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (60738251)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 禁煙支援 / 渇望感 / Tobacco Craving Index |
研究成果の概要 |
本研究では,日本の禁煙治療で簡易に利用できるタバコへの渇望感尺度“Tobacco Craving Index (TCI)”を開発し,喫煙状況をどの程度予測できるかを評価した。 日本の1施設の禁煙外来での調査において,2項目で構成されるTCIは従来までの10項目で構成される尺度QSU-Briefと同等に喫煙状況を予測した。また,日本の禁煙治療を行う5施設での調査において,TCIの高い者は低い者に比べて禁煙が困難であることが明らかとなった。 TCIは禁煙を予測する簡易なツールである。日本の禁煙治療で利用されることで,禁煙の困難度の予測が立ち,看護職のより個別化された禁煙支援に役立つと考えられた。
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自由記述の分野 |
禁煙支援
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TCIはこれまでの指標と比べてより簡易に渇望感を評価できるツールである。渇望感を客観的に評価することで,看護職は禁煙困難者を即座に把握でき,個別に渇望感の対処法等を指導することができる。臨床の場では時間をかけずに質問数の少ない指標で判断することが重要である。TCIの開発によって,簡易で客観的な渇望感の把握から,より個別化された禁煙支援が行える一助となったと考えられる。
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