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2022 年度 研究成果報告書

腰椎穿刺・骨髄穿刺を繰り返し受ける子どものアセスメント・ガイドラインの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20784
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生涯発達看護学
研究機関山形大学

研究代表者

今田 志保 (佐藤志保)  山形大学, 医学部, 講師 (00512617)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワード小児看護 / 腰椎穿刺 / 骨髄穿刺 / 対処行動 / 要因
研究成果の概要

本研究の成果は,腰椎穿刺・骨髄穿刺を繰り返し受ける子供の縦断的調査から,幼児と学童の対処行動の変化を明らかにしたことである。また,対処行動に影響する要因を抽出・整理し,アセスメント・シートを作成した。
幼児の対処行動が変化する要因には,化学療法に伴う副作用の出現があり,また,穿刺を待つ間の幼児の心理状態が影響していた。学童の対処行動は,繰り返し受けることで検査に対する質問や要望を表現し,それに医療者が対応し,疑問が解決したり要望が叶うと検査に対する理解を深め,主体的な対処行動に変化していた。急な穿刺の告知や穿刺開始の遅延,体調の悪化,前回の穿刺での苦痛は,否定的な対処行動につながっていた。

自由記述の分野

小児看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

苦痛を伴う侵襲の高い腰椎穿刺や骨髄穿刺を繰り返し受けることにより,不安や抵抗がより一層高まる子供がおり,検査や処置を繰り返し受ける子どもに対するプレパレーションは重要である。本研究で明らかにした対処行動の影響要因や対処行動の変化は,苦痛を伴う検査や処置を繰り返し受ける子供のアセスメントに必要な項目として活用できるため,これを明確に示した点において意義がある。さらに,画一的な内容が多いことや,2回目以降の検査・処置では省略されることが多いプレパレーションの課題に対して,アセスメントを踏まえた上で子供に合わせたプレパレーション内容を検討できるため,実用性があり看護の質の向上につながる。

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公開日: 2024-01-30  

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