• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

RNA編集酵素ADAR1が関与するゲノム安定化機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K20895
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 放射線・化学物質影響科学
腫瘍生物学
研究機関弘前大学

研究代表者

有吉 健太郎  弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 助教 (50462750)

研究協力者 西倉 和子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードRNA編集 / ゲノム不安定化 / DNA損傷
研究成果の概要

本研究の目的は、RNA編集機能を持ったADAR1タンパク質が、ゲノム安定化にどのような形で関与しているのかを調べることで、RNA編集とDNA修復機構のクロストークした機能の解明を目指す事であった。研究成果としては、ADAR1タンパク質がDNA二重鎖切断部位に集積することが判明し、さらにADAR1発現抑制下では高い放射線感受性を示し、また、DNA損傷修復の遅延が生じることが判明した。これらのことから、ADAR1タンパク質はDNA損傷修復に関与する重要な因子であると考えられる。

自由記述の分野

放射線生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

DNA修復機構の破綻は細胞のがん化と密接な関連を持つことから、細胞がん化にADAR1の機能不全が影響している事が考えられ、得られた結果から、細胞のがん化とRNA 編集機構の接点、およびRNA編集機構によるがん抑制機構の発見への可能性が考えられる。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi