日射計は設置した地点のみの日射量しか計測できない。一方,本研究で開発した技術は,撮影した画像内であれば,複数地点の日射量を計測することができる。したがって,広範囲の日射量を計測するために設置する機器の数を削減でき,安価な計測システムを実現できる。さらに,今後,監視用や情報収集のために屋外カメラの導入が進んだ場合,本研究で開発した技術を発展させることで,本来の目的にプラスして日射量計測も可能になると考えられる。広範囲の日射量は,PV電力を活用した安定な電力供給のために重要な情報であり,本研究の成果は,わが国が推進している低炭素社会実現に大いに貢献できるものと期待できる。
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