本研究の目的は、家族中心のケア(Family-Centered Care)の概念に関する知識や実践スキル向上のため、e-learningおよびピアサポートを活用した周産期看護職対象の教育プログラム開発である。講義形式とグループワークから成るプログラムを開発し、対象者の事後アンケートにより評価した。その結果、プログラム内容に関する理解度や満足度はいずれも高かった。また、【看護実践に対するモチベーションの向上】、【今後の看護実践に活かせる情報の獲得】、【同じ分野で働く看護職同士のピアサポート効果】といった肯定的な評価が得られ、周産期医療に従事する看護職の継続教育に活用できることが示唆された。
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