本研究は小中学校理科における進化学習を支援する観察・実験教材の開発に取り組んだ。教材開発に先立ち、小学校3~6年生約1500名を対象とした「進化のしくみ」に関する認識調査、中学校2年生約530名を対象とした「祖先の共有」に関する認識調査、中学校3年生約1000名を対象とした「遺伝」に関する認識調査を行った。これらの認識調査の結果を踏まえ、小学校3年生の昆虫学習の際に利用できる進化教材、小学校5年生のメダカ学習の際に利用できる性選択教材、中学校3年生の遺伝学習の際に利用できる自然選択教材など、小中学校の全学年の理科における進化学習を支援する観察・実験教材を開発することができた。
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