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2019 年度 研究成果報告書

ロコモティブシンドロームに関連する社会経済的背景の探索と予防介入プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K21465
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 食生活学
応用健康科学
研究機関東海学園大学

研究代表者

長幡 友実  東海学園大学, 健康栄養学部, 准教授 (40512512)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード野菜の栽培 / ロコモティブシンドローム / 介入研究
研究成果の概要

本研究では、野菜の栽培活動を取り入れたロコモ予防介入プログラムの検証を行った。20~50歳代の32名に約3か月間、ミニトマトを一人一株栽培してもらい、その前後で食物摂取頻度調査を実施し、これまでの栽培経験有無(それぞれ16名(50.0%))により緑黄色野菜摂取量に変化があるか検討した。その結果、栽培経験ありの者では、介入前68.1±39.1(g)、介入後68.3±33.8(g)(p=0.96)であったが、栽培経験なしの者では、介入前66.2±29.0(g)、介入後80.2±27.9(g)(p=0.05)であり有意に増加していた。このことから、栽培活動は野菜摂取量を増加させることが示唆された。

自由記述の分野

公衆栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国では要介護者が年々増加している。要介護状態を引き起こす要因としてロコモティブシンドローム(運動器症候群、以下、ロコモ)が注目されている。ロコモ予防には身体活動と食生活が重要である。本研究では、その両者を向上させるプログラムとして「野菜の栽培」活動を取り入れた介入研究を実施した。その結果、「野菜の栽培」活動により緑黄色野菜の摂取量増加を確認した。同時に「野菜の栽培」活動の継続性を阻む問題点も抽出されたが、今後プログラム内容を改善することにより、ロコモ予防に貢献するプログラムが開発できると考えている。

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公開日: 2021-02-19  

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