研究課題/領域番号 |
16K21521
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
臨床看護学
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研究機関 | 関西医科大学 (2018-2019) 甲南女子大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
川嵜 有紀 関西医科大学, 看護学部, 助教 (30572044)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 妊娠糖尿病 / 産後糖代謝 / オキシトシン / レプチン |
研究成果の概要 |
妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus:以下、GDMとする)と診断された女性の産後糖代謝異常と、インスリン抵抗性およびオキシトシンをはじめとした分泌ホルモン、サイトカイン等の関連因子との関連を検討した。母乳育児は、産後6か月のインスリン抵抗性の低下と有意かつ独立して関連していたことが明らかとなった。また、レプチンは、授乳とインスリン感受性の関連において重要な役割を果たす可能性があることが明らかになった。その一部の結果は、第40回母体胎児医学会(2020年2月3日~8日米国テキサス州グレイプバインにて開催)で発表した。
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自由記述の分野 |
母性看護学・助産学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GDM既往女性が母乳育児を長期に行うほど2型糖尿病の発症が減少することは報告されているが、GDM既往女性の産後糖代謝とオキシトシンをはじめとした分泌に関連したホルモンの生理的作用との関連を示した報告はない。今回、レプチンは、授乳とインスリン感受性の関連において重要な役割を果たす可能性があることが明らかとなり、GDM既往女性に母乳育児を勧める根拠となることが示唆された。
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