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2018 年度 研究成果報告書

遺伝・環境要因を考慮した身体活動のエビデンス構築~双生児研究と国際比較から~

研究課題

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研究課題/領域番号 16K21530
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 応用健康科学
衛生学・公衆衛生学
研究機関畿央大学

研究代表者

松本 大輔  畿央大学, 健康科学部, 助教 (20511554)

研究協力者 乾 富士男  
本多 智佳  
冨澤 理恵  
酒井 規夫  
Silventoinen Karri  
Tarnoki Adam  
Tarnoki David  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード双生児研究 / 身体活動 / 遺伝率 / ヘルスプロモーション
研究成果の概要

身体活動における要因の解明は、生活習慣病や要介護状態の予防、健康増進のためにきわめて重要である。本研究では、身体活動のわが国独自のエビデンス構築に向け、遺伝的要因と環境要因の影響度を推計できる双生児研究法を用い、さらには国際比較研究の基盤形成を目的とした。大阪大学ツインリサーチセンター登録者への調査を行い、わが国で初めて、歩行の活動量(42%)と座位行動時間(19%)に遺伝率が認められることを報告した。また、成人双生児の歩行計測を行い、ペア間で類似性が高い結果が得られた。さらには、ハンガリーのSemmelweis universityと国際共同研究を進め、両国のデータ共有を終えた。

自由記述の分野

応用健康科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

身体不活動は世界の死因の4位、我が国では3位と世界的に解決すべき課題である。身体活動は遺伝要因と環境要因に分けられ、人種によって異なる結果を示しているが、わが国からの報告はいまだない。遺伝要因と環境要因との重要度を推計できる双生児研究法により、効果的な解決策を検討することができる。
本研究では、歩行の身体活動量の遺伝率42%、座位行動時間19%であることが明らかにし、歩行よりも座位行動時間の削減が効果的である可能性を示した。さらに、この現象がわが国固有か,世界共通かを明らかにできる,双生児研究と国際比較研究を融合した研究法の基盤形成に繋げることができた。

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公開日: 2020-03-30  

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