研究成果の概要 |
計9施設の88症例から90例のCREが同定された。カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌(CPE)は27検体(25症例), Non-CPE (NCPE)は63検体(63症例)であった。CPEは主にE. cloacae (10検体),肺炎桿菌 (6検体)より検出され、NCPEは主にE. aerogenes (34検体),E. cloacae (15検体)より検出された。CPEはずべてblaIMP陽性であった。CPEの症例はNCPEに比し,高齢で尿カテーテルや経鼻胃管の使用例が有意に多かった。院内死亡率・30日死亡率は両者で同様であったが,CPEの検出症例のほうが検出後の在院日数が長い傾向にあった。
|