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2019 年度 研究成果報告書

キラル超分子の可視光CT励起を基盤とする新規不斉合成(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0111
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 有機化学
研究機関大阪大学

研究代表者

森 直  大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70311769)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
キーワード光不斉反応 / 電荷移動錯体 / キラルルイス酸 / エントロピー制御 / キラリティー / 円二色性 / 可視光励起 / 天然物合成
研究成果の概要

弱い相互作用のひとつである電荷移動相互作用を活用した新しい不斉光反応系の構築を行った。キラルルイス酸を用いる光反応に先導的な成果を上げているThorsten Bach教授の研究室に赴き、主として物理化学的な観点から反応機構の解明を進める実施者との協奏により、光反応における新しい立体選択性制御の方法論の確立に成功した。一連の成果は40報に及ぶ論文発表につながった。また、今後の国際共同研究の発展において、国際的なネットワーク形成という側面で極めて重要な成果が得られた。

自由記述の分野

化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

熱反応による不斉合成反応は医薬品合成などにおいて欠かせない変換反応となっている。光を用いる合成は、光エネルギーを直接生成物のエネルギーに変換可能であるため、高ひずみ化合物などの特異な構造形成に有利であり、しばしば天然物合成に用いられて生きた。しかしながら不斉合成の観点からはまだ成熟していない。本研究は、そのような溝を埋めるため、弱い相互作用を活用することで不斉光反応の立体選択性を制御する方法論を実証するものである。複雑な医薬品合成に新しいパラダイムを提供できるものと考えている。

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公開日: 2021-02-19  

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