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2022 年度 研究成果報告書

ソフト・データを活用した降雨流出過程の時空間スケール依存性の実態解明(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 16KK0142
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 水工学
研究機関福島大学

研究代表者

横尾 善之  福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (90398503)

研究期間 (年度) 2017 – 2022
キーワードスケール / 依存性 / 水質 / 逆推定 / 降雨流出過程
研究成果の概要

本研究は,流域内の主要な降雨流出過程が流域面積に応じて変化する理由とその発現過程を明らかにすること目的として実施した.この目的に向けて,まず上流から下流に向かって複数の河川流量の観測点を有する流域を対象として,流域面積と流域内の主要な降雨流出過程との関係を調べた.流域内の主要な降雨流出過程は研究代表者が独自に開発した「降雨流出過程の逆推定・モデリング法」を利用した.その結果,流域面積の増加に伴って主要な降雨流出過程の数や河川流量の逓減特性が変化することが判明した.この結果を水質変動の観点から検証した結果,水質変動の観点からも妥当な結果であることが判明した.

自由記述の分野

水文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,流域内の主要な降雨流出過程が流域面積に応じて変化することを指す「降雨流出過程のスケール依存性」が発現する理由とその発現メカニズムの全容解明につながる多くの知見を得た.長年,「降雨流出過程のスケール依存性」が存在することは分かっていたが,その発現要因や発現メカニズムを明らかになっていなかった.しかし,研究代表者が独自に開発した「降雨流出過程の逆推定・モデリング法」を利用することにより,初めて流域固有の降雨流出過程を一意に同定し,その流域面積への依存性が発現する様子を明らかにすることができた.この成果は水文学全体にとって大きな成果と言え,今後,流域管理等への利用が期待される成果である.

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

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