研究課題/領域番号 |
16KT0186
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
グローバル・スタディーズ
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研究機関 | 早稲田大学 (2018-2019) 筑波大学 (2017) 独立行政法人国際協力機構(研究所) (2016) |
研究代表者 |
下田 恭美 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授(任期付) (30746483)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2020-03-31
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キーワード | モビリティ / 繋がり / ネットワーク / 知識循環 / 国際開発 |
研究成果の概要 |
収集したデータの分析から得られたこれまでの成果としては、1)開発実務者はそのキャリア形成過程において異なる知識(例:地域、専門分野)を蓄積し固有の専門性を身に着けてきていること、2)身に着けてきた経験や知識を実務者が派遣された国の事情や事業内容に応じて意識的・無意識的に活用していること、3)ある特定の地域での事業終了後も実務者が現地カウンターパートとSNSなどで繋がっていること、などが明らかになっている。成果の一部はすでに国内外の学会で発表を行い、英文学術雑誌で発表を予定されている。更に分析を深めて論文としてまとめ、関連する学術雑誌等に投稿予定である。
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自由記述の分野 |
社会学・人類学的アプローチによるグローバル化が個人や社会にもたらす影響に係る研究。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発事業における仲介者(Catalysts)としての開発実務者個人の役割や影響を明らかにしつつある本研究の成果は、途上国が抱える諸問題、援助効果、費用、政策に主眼が置かれがちな国際開発分野の研究において、学術および実践の両面において新たな視点を提示できるものと考えている。また、モビリティと知識移転の関係については、国際開発分野のみならず、移民研究、モビリティ・スタディーズ、経営学(マネージメント)といった分野への示唆もあると考えている。
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