研究課題/領域番号 |
17202001
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
清水 哲郎 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70117711)
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研究分担者 |
樋笠 勝士 上智大学, 文学部, 教授 (10208738)
岩熊 幸男 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (10135600)
川添 信介 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90177692)
山内 志朗 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30210321)
加藤 雅人 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90185869)
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キーワード | 中世哲学 / 言語論 / 論理学 / 神学 / 存在論 / 唯名論 / 国際研究者交流 / 多国籍 |
研究概要 |
・三つの研究グループを編成し、研究を進めた:1)11〜12世紀における言語論の諸学における意義、2)13〜14世紀における言語論の諸学における意義、3)サポート・グループ ・9月27日〜10月1日、本研究グループの主要メンバーが実行委員会を構成して国際中世哲学会2005年年次コロキウムを開催すると共に、平行して本研究の研究会議を開催し、海外の研究者との情報・意見交換等の交流を行った。言語と論理を核とするテーマとしては、岩熊、清水のほか、研究協力者のC.Burnett(英)、J.Biard、I.Rosier-Catach(仏)、C.Tachau(米)、Sten Ebbesen(デンマーク)、O.Kneepkens(蘭)、C.Martin(ニュージーランド)、L.Valente(伊)らが発表と討論に参加した。また、言語との関係における存在論・認識論に関るテーマとしては、川添、加藤(雅)、山内のほか、協力者の上枝、R.Cross(英)、S.Knuuttila(フィンランド)、A.De Libera(スイス)らが発表と討論を行い、斯界における現在の国際的最先端の知見を提示し合うと共に、今後何を研究すべきかについて確認した。加えて、神崎は、17世紀における西欧思想の東アジアへの伝播について論じるなど、国際的研究交流の機会となり、日本の研究者のレベルを欧米の研究者が認識する機会となった。 ・その後、第一グループは、I.Rosier-Catachがフランスで進めている中世写本テキストの電子化作業との協働が、今後の研究推進の基礎になると考え、本グループの分担を検討すると共に、効率的な読み取りと校訂テキストの電子化のための環境整備を行った。 ・第二グループも、存在をめぐる基礎的文献検討を続けた。 ・上記コロキウムの成果の刊行に向けて、本グループの発表者たちは論文を完成するべく研究を進めた。
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