研究課題/領域番号 |
17202001
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
清水 哲郎 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70117711)
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研究分担者 |
樋笠 勝士 上智大学, 文学部, 教授 (10208738)
山崎 裕子 文教大学, 国際学部, 教授 (50230404)
川添 信介 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90177692)
山内 志朗 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (30210321)
神崎 繁 首都大学, 東京・都市教養学部, 教授 (20153025)
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キーワード | 中世哲学 / 言語論 / 論理学 / 神学 / 存在論 / 唯名論 / 国際研究者交流 / 多国籍 |
研究概要 |
・三つの研究グループ毎の課題にそった研究を進めた:1)11〜12世紀における言語論の諸学における意義、2)13〜14世紀における言語論の諸学における意義、3)サポート・グループまた、テキスト等の電子化作業をすすめ、データを効率よく扱えるようにすることを目指した。 ・平成17年度9月開催の国際中世哲学会年次コロキウムの成果を論文集として刊行すべく、発表した研究代表者および分担者は欧文論文執筆を進めた。編集にあたっている国際中世哲学会副会長のC.Burnett(英)と研究代表者清水が調整をすすめ、19年4月を最終締め切りとして、国外の研究者の論文も含め、19年度中に刊行する目途がたった。 ・第一グループは、分担者岩熊がフランスに1年間滞在してI.Rosier-Catachらと共同研究を進めたため、分担者からはずれて協力者となったが、実質的には本グループの核となって、中世写本テキストの電子化作業を含めて、国際的共同研究をすすめた。 ・第二グループも、存在をめぐる基礎的文献検討およびイスラムとのかかわりについて、研究を続けた。Buridan『ソフィスマタ』翻訳作業も順調に進んだ。 ・第三グループは他グループのサポートをした。 ・6月と10月に小規模の研究会を行い、12月にはC.Burnett(英)を迎えて研究会を行い、イスラム哲学の西欧への影響について、およびアベラルドゥス学派系のある写本について、理解を深めるとともに共同検討をおこなった。 ・平成19年11月2-3日に東京大学にて中世言語哲学に関する国際研究集会を開催し、J.Marenbon(英)、I.Rosier-Catach(仏)、D.Poirel(仏)、M.Fredborg(デンマーク)に加え、英仏の若手研究者3名、計7名を招聘して、その研究および、清水(研究代表者)、岩熊(分担者)の主張について共同討議をし、研究交流を推進した。
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