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2005 年度 実績報告書

死の社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17203034
研究機関金城学院大学

研究代表者

副田 義也  金城学院大学, 現代文化学部, 教授 (70086320)

研究分担者 樽川 典子  筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (00141218)
株本 千鶴  椙山女学園大学, 人間関係学部, 助教授 (50315735)
嶋根 克己  専修大学, 文学部, 教授 (20235633)
藤村 正之  上智大学, 文学部, 教授 (00190067)
樫田 美雄  徳島大学, 総合科学部, 助教授 (10282295)
キーワード社会学 / 思想史 / 社会心理学 / 死 / 死別
研究概要

研究は4部門で並行しつつ、たがいに連携しておこなわれた。
第1部門・社会的行為としての死の研究は、遺家族と医療スタッフを対象として、老人、子ども、成人の死の過程と死後の相互作用の事例調査をおこない、20ケースを完了した。また、阪神淡路大震災の死別体験のインタビュー記録、50ケースを入手し、分析をおこなった。これらの知見にもとづき、調査票調査でつかう調査票を作成したところである。調査票調査は、第2年度におこなう。
第2部門・制度として葬儀の研究は、フランスの葬儀の2例の資料の分析をおこなった。また、蒙古人民共和国に調査班を送り、遺体処理と葬儀の実態調査をおこなった。この結果の分析は第2年度におこなう。なお、国内では葬儀産業の調査を進め、葬儀社の従業員を対象として、その仕事や役割意識にかんする聞きとりをおこなった。
第3部門・文化としての追悼の研究は、鹿児島県で戦時下に特攻隊の基地がおかれた町の追悼施設を訪問、調査し、戦没者の追悼の心情と論理を分析した。また、阪神淡路大震災の犠牲者のための追悼式典に参与観察をおこない、災害による大量死の追悼の心情と論理を分析した。これらでえられた知見にもとづき、第2年度は沖縄県の戦時下の犠牲者の追悼施設の調査などをおこなう。
第4部門・死の社会学の体系の研究は、研究代表者、研究分担者の全員が参加する月例研究会によっておこなわれた。そこでは、上記の3部門の調査・研究の進行にともなう情報の交換と検討がおこなわれ、あわせて関連する主要文献の研究が進められた。また、社会学理論による研究成果の整理、研究方向の見定めなどもはじまっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 社会運動としての韓国ホスピス運動2006

    • 著者名/発表者名
      株本千鶴
    • 雑誌名

      参加と批評 1

      ページ: 63-98

  • [雑誌論文] 葬儀における被葬者の普遍性と個別性2006

    • 著者名/発表者名
      嶋根克己
    • 雑誌名

      参加と批評 1

      ページ: 99-132

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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