研究課題/領域番号 |
17300264
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
山西 潤一 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (20158249)
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研究分担者 |
黒田 卓 富山大学, 助教授 (80262468)
高橋 純 富山大学, 助教授 (10310757)
小川 亮 富山大学, 助教授 (00194465)
清水 英典 玉川大学, 学術研究所, 講師 (00365876)
多賀 譲治 玉川大学, 学術研究所, 特別研究員
武田 亘明 北星学園大学, 短期大学部, 助教授 (30248661)
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キーワード | 遠隔教育 / 情報携帯端末 / 学習環境 / システム開発 / 教育利用 |
研究概要 |
携帯情報端末の教育利用の可能性や問題点、教員研修を通しての教材開発などを以下の5つの観点から行い、研究成果を公表した。 1)研究分担者の清水、多賀、武田を中心に、情報携帯端末を用いたテレビ会議コラボレーションシステムをもちいて、その教育利用の可能性について検討した。北海道、鹿児島、沖縄など遠隔地を結んだ地域共同学習を協力小学校で行い、共同学習環境としての場の共有感、コラボレーションシステムを介することによる、児童のコミュニケーションの問題、教育効果など実証的に明らかにしてきた。これらの成果は、日本教育工学会全国大会で発表した。 2)研究分担者の清水を中心に、学校現場の教員が、それぞれの地域特性に基づく教材コンテンツを作成し情報共有可能な、情報携帯端末を用いた教材開発と共有システムを開発し、その教育利用の可能性の高いことを明らかにした。 3)研究分担者の黒田は、すでに開発した情報携帯端末を用いた野外観察システムを、今後の普及が期待できるIpV6ネットワークで稼働するシステムを開発し、その可能性に関して実証実験を行った。本研究成果は日本教育工学会全国大会で発表した。 4)研究分担者の武田、小川が中心になって、情報化時代の基礎能力としてのコミュニケーション能力や情報協働能力などに関する分析的研究を行い、その研究成果は日本教育工学会全国大会で発表した。 5)研究分担者の高橋、代表者の山西が中心になって、情報技術を活用する教員の指導力や教育効果について、学校現場の教員の協力の下、授業実践を行い教育効果向上が期待できること、また、簡易な評価のための評価シート開発などを行った。本研究成果は日本教育工学会研究会で発表した。 以上、研究分担者がそれぞれの観点で、情報携帯端末の教育利用、学習支援システムとしてのICTの可能性などを授業を通して実証的に検証を試み、可能性を明らかにした。
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