研究課題/領域番号 |
17300264
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
山西 潤一 富山大学, 人間発達科学部, 教授 (20158249)
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研究分担者 |
黒田 卓 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (80262468)
高橋 純 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (10310757)
小川 亮 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (00194465)
清水 英典 玉川大学, 学術研究部, 講師 (00365876)
多賀 譲治 玉川大学, 学術研究部, 特別研究員 (60398724)
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キーワード | 遠隔教育 / 情報携帯端末 / 学習環境 / システム開発 / 教育利用 |
研究概要 |
情報携帯端末を活用して、児童生徒が野外学習を中心に、自らの観察データや調査データを遂次、写真と音声又は文字情報としてWeb上に表現できる、自己増殖型リアルタイム観察ノートを開発した。観察記録はWebと連動したデータベースにデータが逐次格納され、必要に応じて、いつどこで、誰によって何が観察されたという情報が、地図上に観察データとして重ね合わさって表示される。この情報登録管理機能は、コメント投稿機能、観察情報登録機能、観察情報詳細表示機能、利用者情報登録機能の4機能から構成された。観察記録はクリッカブルマップの形でWeb上に構築され、観察を重ねれば重ねるほどデータ量が増える自己増殖型でコラボレーション型の観察ノートで、理科、社会など野外調査データの収集と、それをもとにした協調共同学習への展開を図れるものである。さらに今後の普及が期待できるIpV6ネットワークで稼働するシステムを開発し、その可能性に関しても実証実験を行った。また、情報携帯端末を用いたテレビ会議コラボレーションシステムをもちいて、その教育利用の可能性についても検討した。北海道、鹿児島、沖縄など遠隔地を結んだ地域共同学習を協力小学校で行い、共同学習環境としての場の共有感、コラボレーションシステムを介することによる、児童のコミュニケーションの問題、教育効果など実証的に明らかにした。 さらに、それぞれの地域特性に基づく教材コンテンツを作成し情報共有可能な、情報携帯端末を用いた教材開発と共有システムを開発し、その教育利用の可能性の高いことを明らかにした。 可能性などを授業を通して実証的に検証を試み、可能性を明らかにした。
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