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2005 年度 実績報告書

学習を外化し認識を深める理科教授方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17330193
研究機関横浜国立大学

研究代表者

森本 信也  横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90110733)

研究分担者 加藤 圭司  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (00224501)
高垣 マユミ  鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (50350567)
田爪 宏二  鎌倉女子大学, 児童学部, 講師 (20310865)
キーワード理科学習 / 学習の外化 / 科学概念の構築 / 最近接発達領域 / メタ認知
研究概要

子どもの科学概念構築を支援するために次の1.〜4.に示す教授ストラティジーを設定し、その有用性を検証した。検証の結果、子どもの学習を積極的に外化するストラティジーを採用することにより彼らはメタ認知のもと、概念構築を深化させていくことが明らかとなった。
1.子どもが学習前に構築している概念を、イメージ画や概念地図により評価する。
2.子どもが構築している概念を、徐々に科学的な内容へ変容するためのストラティジーを設定する。具体的には、子どもの構築した考え方についてその内容を電子黒板上に提示し、リアルタイムでメタ認知させ、概念を変容する必要性を実感させる(学習の外化)。
3.電子黒板上で子ども個々が構築している概念について、議論等の相互交流する機会を設定し、協同的に概念を構築する過程への参加を図らせる(学習の外化)。
4.電子黒板上に子どもの相互交流の学習履歴を保存し、彼ら一人ひとりに概念構築の過程を俯瞰させる。この作業を通して科学概念の社会性と客観性という性格を学習させることができる(学習の内化と外化)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 子どもの科学概念構築と学習に対する動機付けの関連に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      小野瀬倫也, 森本信也
    • 雑誌名

      理科教育学研究 46巻・3号

      ページ: 1-11

  • [雑誌論文] 大学における授業改善と学生の自己評価の変容との関連-教育心理学の授業を事例として-2006

    • 著者名/発表者名
      田爪 宏二, 他
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌 28巻・4号

      ページ: 1-9

  • [雑誌論文] 理科授業における子どもの概念のプロフィールの変換に関する一考察2005

    • 著者名/発表者名
      小野瀬倫也, 森本信也
    • 雑誌名

      理科教育学研究 46巻・1号

      ページ: 1-14

  • [雑誌論文] 外化と内省の循環を引き起こす協同的な科学の学び2005

    • 著者名/発表者名
      加藤 圭司
    • 雑誌名

      理科の教育(日本理科教育学会編) 54巻・10号

      ページ: 4-7

  • [雑誌論文] 観察・実験によって「振り子の概念」はどのように形成されるのか2005

    • 著者名/発表者名
      高垣 マユミ
    • 雑誌名

      科学教育研究 29巻・3号

      ページ: 184-195

  • [雑誌論文] 相互教授が小学生の電流概念の変容に及ぼす効果とそのプロセス2005

    • 著者名/発表者名
      高垣マユミ, 田原裕登志
    • 雑誌名

      教育心理学研究 53巻・4号

      ページ: 551-563

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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