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2007 年度 実績報告書

学習を外化し認識を深める理科教授方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17330193
研究機関横浜国立大学

研究代表者

森本 信也  横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90110733)

研究分担者 加藤 圭司  横浜国立大学, 教育人間科学部, 准教授 (00224501)
高垣 マユミ  鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (50350567)
田爪 宏二  鎌倉女子大学, 児童学部, 准教授 (20310865)
キーワード科学概念構築 / 学習動機 / 認知と情意の融合 / メタ認知 / 表象 / 自己制御的学習 / 学習ガイド
研究概要

19年度の研究成果は内容的に大きく三つに分けられる。
1.科学概念構築に関わる教授上の要因。
2.科学概念構築を支援する教授方法の開発。
3.科学概念構築における表象機能を支援する方法。
1の概要を次のとおりである。科学概念構築研究において、学習動機との関わりについて言及されたものはない。認知と情意の融合として科学概念構築を顧慮すべきであり、そのメルクマールとして子どものメタファー表現に着目し、その発展を支援するとき、子どもは適切に動機づけられ学習の深化が見られた。
2の概要は次のとおりである。Zimmermanの自己制御的学習を援用し、その具現化として「理科学習ガイド」を開発した。これは子どもに学習目標を認識させ、子どもがメタ認知しながら自律的に学習を進められるよう支援する学習シートである。これを試行したところ、子どもの自律的な科学概念構築がなされた。
3の概要はつぎのとおりである。自然事象について、言葉として概念化するためにはイメージ化という媒介項を諾けることによる抽象化の質が向上することが明らかとなった。媒介項として電子黒板の活用を図った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 理科における自己制御的学習支援に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      森本信也
    • 雑誌名

      理科教育学研究 48

      ページ: 25-34

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 意図的科学概念変換過程に関する一考察 -中学校理科植物単元を事例として-2007

    • 著者名/発表者名
      森本信也
    • 雑誌名

      理科教育学研究 48

      ページ: 35-44

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 電子黒板の特性を利用した理科学習の内化と外化に関する研究 -高等学校化学「反応速度」の単元を事例に-2007

    • 著者名/発表者名
      森本信也
    • 雑誌名

      理科教育学研究 48

      ページ: 85-95

    • 査読あり
  • [学会発表] 子どもの科学概念形成と理科学習指導に関する研究(3) -電子黒板を利用した理科学習の外化と内化-2007

    • 著者名/発表者名
      森本信也
    • 学会等名
      日本理科教育学会第57回全国大会
    • 発表場所
      愛知教育大学
    • 年月日
      2007-08-04
  • [図書] これからの義務教育と学校力の構築2007

    • 著者名/発表者名
      森本信也
    • 総ページ数
      158
    • 出版者
      学校図書

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2014-05-20  

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