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2006 年度 実績報告書

糖尿病自己管理アウトカム指標を用いた糖尿病教育ガイドラインの策定

研究課題

研究課題/領域番号 17390578
研究機関福井大学

研究代表者

森川 浩子  福井大学, 医学部, 講師 (10313743)

研究分担者 門脇 孝  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30185889)
正木 治恵  千葉大学, 看護学部, 教授 (90190339)
中村 伸枝  千葉大学, 看護学部, 教授 (20282460)
兼松 百合子  岩手県立大学, 看護学部, 教授 (20091671)
黒江 ゆり子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (40295712)
キーワード糖尿病 / 科学的根拠 / 医療の質保証 / セルフマネジメント / アウトカム指標 / ガイドライン / 標準化 / 慢性疾患
研究概要

1.【クロニックケアモデルの視察と第26回日本看護科学学会交流集会での報告】
疾病構造の変化にともない、米国では、慢性疾患をもつ人々が人口の約半数に達した。糖尿病などの慢性疾患では、根治することがないので、"治癒"というアウトカムは得られない。慢性疾患では、何をアウトカムとするかについて、米国ピッツバーグ大学糖尿病研究所での"Chronic Care Model(慢性疾患モデル)"について、研究班活動として見学し、2006年12月「第26回日本看護科学学会交流集会」で報告した。
2.【第2回糖尿病教育のナショナルスタンダードに関する公開シンポウムの開催】
米国糖尿病学会では、1986年"National Standards for Diabetes Education(糖尿病教育の国家基準)"を出し、この基準を満たした施設に、米国糖尿病学会の認定証を発行した。
わが国では、「糖尿病教育の国家基準」が策定されていない。しかし、多くの糖尿病教育に関する研究報告があり、糖尿病教育の有効性を示すエビデンスが集積されつつある。
2006年9月に行った公開シンポジウムでは、糖尿病教育に関する研究をレビューすることで、糖尿病教育の標準化をはかるとともに、糖尿病教育の構造・プロセス・アウトカムを討議した。
3.【糖尿病教育ガイドラインの策定】
先行する様々な疾患の診療ガイドラインを概観し、ガイドラインとして必要な要素を検討した。
さらに、"ナショナルスタンダード"と、"ガイドライン"の目的の違いを明確にし、糖尿病教育を効果的に進める"糖尿病教育ガイドライン"を策定した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「標準的な健診・保健指導プログラム」の背景と概要2007

    • 著者名/発表者名
      門脇 孝
    • 雑誌名

      血圧 14・2

      ページ: 163-168

  • [雑誌論文] 米国におけるクロニックケアモデルの実践動向2006

    • 著者名/発表者名
      森川 浩子, 黒江 ゆり子
    • 雑誌名

      第26回日本看護科学学会年次学術集会講演集

      ページ: 119

  • [雑誌論文] 高齢者看護領域における臨床研究の現状と展望2006

    • 著者名/発表者名
      正木 治恵
    • 雑誌名

      Geriatric Medicine 44・8

      ページ: 1069-1072

  • [雑誌論文] 子どもの生活習慣の改善に向けた地域・学校・医療の連携2006

    • 著者名/発表者名
      中村 伸枝
    • 雑誌名

      小児看護 29・6

      ページ: 739-743

  • [雑誌論文] 看護学における「生活者」という視点についての省察2006

    • 著者名/発表者名
      黒江 ゆり子
    • 雑誌名

      看護研究 39・5

      ページ: 3-9

  • [雑誌論文] 健康教育とクロニックイルネスにおける「生活者」と「生活」を考える2006

    • 著者名/発表者名
      黒江 ゆり子
    • 雑誌名

      看護研究 39・5

      ページ: 31-37

  • [図書] 学校関係者のための糖尿病児童生徒支援マニュアル 〜よりよい学校生活のために〜2007

    • 著者名/発表者名
      兼松 百合子 編・著
    • 総ページ数
      114
    • 出版者
      青山社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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