研究分担者 |
新井 郁男 放送大学, 埼玉学習センター, 教授 (30000061)
山口 満 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 教授 (20006571)
若井 彌一 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (60004123)
和井田 清司 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (50345542)
川村 知行 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10153016)
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研究概要 |
研究初年度の本年は,3年にわたる研究の基盤整備を行った。その主なものは,次の3点である。 第1に,文献研究を通し,各国各地域の学校教育改革に関する現状と課題を整理した。この作業を通して、東アジアの教育課題に対する日本の研究水準を確認し,さらに訪問調査等によって収集する外国の情報や文献の範囲を析出することが可能となった。 第2に,中国・韓国・台湾の各地域に、訪問調査を実施した。 1[中国]長春・北京(2005年9月)---長春は本研究の基幹研究機関である東北師範大学が位置し,また同附属小学校はオープン教育やカリキュラム開発において中国全体の最先端の実験校である。長春では,学校視察や研究打ち合わせを行った。続いて北京では,北京師範大学・国家教育部にて,学校教育改革・カリキュラム開発・教師教育政策等について,聞きとりを行った。 2[台湾]嘉義・台北(2005年10月)---嘉義では、本研究の基幹研究機関である嘉義大学において、研究打ち合わせを実施した。また台北では,台湾師範大学にて教師教育・学校経営に関する研究交流をし,複数の公立小学校を訪問し学校の現状を視察した。 3[韓国]ソウル・釜山(2005年11月)---ソウルでは,本研究の基幹研究機関である韓国教育課程評価院において研究打ち合わせを行った。さらに,教育人的資源部にて教師教育に関する聞きとりを実施した。また釜山では、釜山大学にて教育実践に関して研究交流を行い,同時に釜山市内の公立小学校を訪問し,教育改革の現状を視察した。なお,(1)-(3)は,次年度に予定している国際シンポジウム(2006.9,長春)の依頼を兼ねた訪問調査であった。 第3に,上記の文献研究や訪問調査の成果をもとに,研究資料『東アジアの学校教育改革』(A4版350頁を予定)の冊子を編集している。本冊子の内容を共通の基盤として活用し,今後2年間の研究を推進していく予定である。
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