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2007 年度 実績報告書

総合的な学習のカリキュラム開発・実践に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17402045
研究機関信州大学

研究代表者

伏木 久始  信州大学, 教育学部, 准教授 (00362088)

研究分担者 小林 宏己  東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 教授 (30302904)
久野 弘幸  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (30325302)
キーワード総合的な学習 / オランダの教育 / 海外の授業実践 / 教員研修用教材
研究概要

本年度の調査では,新たにオランダにおける総合的な学習のカリキュラム開発の概要および社会背景のそれぞれ異なる複数の学校での授業の実際を取材した。特にイエナプランによる教育実践に取り組む学校での事例を中心に,VTR映像の資料データを豊富に蓄積できたことは貴重な成果である。これまでに取材した北欧諸国やドイツの実践事例とはまた異なるタイプの総合的な学習として,オランダの総合的な学習を,社会性の育成を核とする学習モデルという観点から整理した。学級の人間関係づくりや学級経営というテーマで課題研究をする教師たちにとっても有意義な学習形態であることを明らかにした。この研究成果については,現在執筆中であり今後公表していく予定である。
また,本プロジェクトは3年目の本年度が最終年度であるが,これまでの研究期間において国内の学校はもとより,海外の総合的な学習の実践を撮影して蓄積してきたVTR映像資料を,教員研修等で活用できる映像資料として編集作成し,DVD教材にまとめたことも本研究プロジェクトの重要な成果となった。こうした調査研究の成果を今後更に発展的に研究発信し,「総合的な学習」のように教科領域にとらわれないテーマ学習のカリキュラム開発を重視する海外の多くの教育実践に学びつつ,「総合」により育まれる子どもの資質・能力等を検証していく方法を確立していきたい。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 子どもの時間意識の分析を通した気付きの質的高まりの研究2008

    • 著者名/発表者名
      齊藤和貴・小林宏己
    • 雑誌名

      日本生活科・総合的学習教育学会誌『せいかつ&そうごう』 第15号

      ページ: 84-91

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 額田地区小中学校の地域型総合学習単元の歴史と特徴に関する一考察2007

    • 著者名/発表者名
      久野弘幸・荻野大輔
    • 雑誌名

      愛知教育大学『愛知教育大学教育実践総合センター紀要』 第10号

      ページ: 139-145

  • [雑誌論文] 総合的な学習に対する教師の意識についての調査研究-総合的な学習の実践に関する満足要因,不満足要因に着目して-2007

    • 著者名/発表者名
      伏木久始・坂田哲人
    • 雑誌名

      信州大学教育学部附属教育実践総合センター紀要『教育実践研究』 No.8

      ページ: 21-32

    • 査読あり
  • [学会発表] 授業分析をベースにしたカリキュラム編成とカリキュラム改訂2007

    • 著者名/発表者名
      久野弘幸
    • 学会等名
      日本教育学会
    • 発表場所
      慶應大学
    • 年月日
      2007-08-29
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [学会発表] 「総合的な学習の実践と教師の意識に関する全国調査」報告2007

    • 著者名/発表者名
      伏木久始
    • 学会等名
      日本生活科・総合的学習教育学会
    • 発表場所
      千葉県旭市立飯岡中学校
    • 年月日
      2007-06-23
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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