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2005 年度 実績報告書

ユビキタス情報社会における教育学の脱構築に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17500622
研究種目

基盤研究(C)

研究機関茨城大学

研究代表者

本田 敏明  茨城大学, 教育学部, 教授 (00127705)

研究分担者 二宮 利江  茨城大学, 教育学部, 助手 (70323194)
キーワードe-Pedagogy / ユビキタス情報社会 / 学習者中心 / Learning GRID / 学習モデル
研究概要

本研究は、昨今の情報化社会(ユビキタス情報社会)における教育学の基礎的理論の提案を最終目標とし、本年度は、1)On-line teachingと教育学、2)遠隔教育と学級内授業のためのOn-line teachingの方法、3)学習者中心の教育ストラテジー、4)Blended learning、5)Mobile learning(ユビキタスコンピューティング)のための環境、6)デジタルポートフォリオと評価、7)学習組織とLearning GRID、という7つの項目に関して、従来の教育学の再検討と内外の動向調査を行った。国内外の学会や調査において、3)学習者中心の教育ストラテジーと7)学習組織とLearning GRIDの二極化が見られた。他の項目に関しては、従来の教育学の粋を出ていないか、技術的な側面の議論に留まっている状態で、現時点で新しい教育学としてのe-Pedagogy構築について議論する際には、学習者中心の教育ストラテジーと、学習組織とLearning GRIDを中心に検討していくことが望ましいと考えられる。そこで、学習者中心の教育ストラテジーとして、学習者の状態と学習スタイルの相関について、近年の脳科学や生物学の知見を取り入れた予測モデルから考察し、新しい学習システムの可能性を国内外の教育システム関連の学会で提案したところ、非常に評価が高く、次年度以降もこの研究を進め、新しい教育学の一面をこの方法で創出することを決定した。また、学習組織とLearning GRIDに関しては、教育システム情報学会で新しいe-Pedagogyを検討する部会を立ち上げ、国内外の動向を調査、検討している。教育学の原点でもある欧州のLearning GRIDプロジェクト(特にEUと英国のプロジェクト)が、教育学を取り込んだ最も進んだプロジェクトであるため、その調査を中心に進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Individual Learning Pattern Related to Intention2006

    • 著者名/発表者名
      Toshie Ninomiya
    • 雑誌名

      Information Technology in Educational Management 2006 (in press)

  • [雑誌論文] Social and Biological Model of Cognitive Development and Learning Pattern2005

    • 著者名/発表者名
      Toshie Ninomiya
    • 雑誌名

      Cognition and Exploratory Learning in digital Age 2005

      ページ: 18-25

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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