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2005 年度 実績報告書

学習者コーパスに基づく英語ライティング能力の評価法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520394
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京国際大学

研究代表者

成田 真澄  東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (50383162)

研究分担者 杉浦 正利  名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (80216308)
原田 康也  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)
井佐原 均  独立行政法人情報通信研究機構, 情報通信部門自然言語グループ, グループリーダー (20358881)
キーワード学習者コーパス / ライティング能力 / 評価法 / 発達指標
研究概要

本研究は、日本人英語学習者の英語ライティング能力を直接的に評価する方法の研究に関わり、ライティングの発達能力を踏まえたライティング能力の評価法を学習者コーパスに基づいて提案することを目的としている。日本人英語学習者の英語ライティング能力をいくつかの下位能力から構成される能力と仮定し、学習者コーパスを構築して、個々の構成能力の評価値と発達指標が示す値(信頼性・妥当性が高いと推奨されている指標値算出法に基づく)との相関関係を分析することにより、発達能力を踏まえた評価のあり方を明らかにする。
本年度は、日本人英語学習者の学習者コーパスの構築と収集した言語データの分析的評価を実施した。
(1)学習者コーパスの構築
日本人英語学習者による英文ライティングデータを下記の2つの方法で収集してコーパス化した。その際、著作権に配慮した契約書を作成し、データの研究利用許諾を得た。
・大学1年生(33名)に同一のトピックに関して40分間で英文パラグラフを作成させる。
・大学2年生(13名)に自由な内容で3回英文ジャーナル(日記)を作成させる(1回の分量は150単語程度)
(2)収集した言語データの分析的評価
(1)で収集した英文ライティングデータに対して、評価時期と評価人員の確保という2つの面で制約があり、下記のように分析的評価を実施した。
・大学1年生が作成した英文パラグラフに対しては、2人の英語母語話者(日本の大学で英語教育に従事しているEFL教員)が分析的評価を実施した。
・大学2年生が作成した英文パラグラフに対しては、米国在住のESL教員1人が分析的評価を実施した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] The Use of Adverbial Connectors in Argumentative Essays by Japanese EFL College Students2006

    • 著者名/発表者名
      Narita, M., Sugiura, M.
    • 雑誌名

      英語コーパス研究 第13号

      ページ: 23-42

  • [雑誌論文] ライティング指導とその効果-英語接続表現の使用に見られる変化-2006

    • 著者名/発表者名
      成田真澄
    • 雑誌名

      東京国際大学論叢(言語コミュニケーション学部編) 第2号

      ページ: 225-235

  • [雑誌論文] 学習者コーパスからの表現バリエーションの抽出と言い換えストラテジー指導への利用2005

    • 著者名/発表者名
      和泉絵美, 内元清貴, 井佐原均
    • 雑誌名

      自然言語処理 12・4

      ページ: 193-210

  • [雑誌論文] エラータグ付き学習者コーパスを用いた日本人英語学習者の主要文法形態素の習得順序に関する分析2005

    • 著者名/発表者名
      和泉絵美, 内元清貴, 井佐原均
    • 雑誌名

      自然言語処理 12・4

      ページ: 211-225

  • [図書] 言語の事典(「言語とコンピュータ」の章を共同執筆)2005

    • 著者名/発表者名
      成田真澄, 井佐原均
    • 総ページ数
      20
    • 出版者
      朝倉書店

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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