| 研究概要 |
1.D-boundedな距離正則グラフの研究
(1)Q-多項式型になる条件および直径が小さい場合の研究に関しては殆ど進展が得られなかった。
(2)直径がD-1の強閉なグラフが含まれている場合の解析が本質的であり,これが,Intriguing setと,関連が深いことが認識された。Intriguing Setに関しては,ベルギーのDe Bruynと共同研究が進行中で,論文がほぼ完成した。
(3)前年度に投稿した,完全正則符号に関する論文が二件とも査読付国際専門誌に掲載が決まり,一件はすでに出版された。(論文1・3)
2.Q-多項式型のアソシエーションスキームとそれに関係する組合せ構造の研究
(1)非原始的Q-多項式型アソシエーションスキームに関連した,Mutually Unbiased Basisに関して,東北大学の田中氏から学び,それを掘り下げたものを台湾で発表した。様々な方面への発展が考えられる。
(2)非原始的Q-多項式型アソシエーションスキームで例外的なものでd=4の非存在を示したD.Cerzoとの共著の論文が,査読付国際専門誌に掲載された。(論文2)
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