研究課題
基盤研究(C)
平成17年度IRF-2と相互作用する宿主細胞の同定---インターフェロン系において負の制御機構を示す機能を持つことで知られるIRF-2が細胞増殖促進的に作用する遺伝子に対して正の制御機構を示す。このときIRF-2はヒストンアセチル化酵素PCAF/p300によりアセチル化を受けるとともにそれと結合し、さらにヌクレオリンという核小体のリン酸化タンパク質と相互作用して細胞増殖を調節していることを明らかにした。平成18年度IRF-2の血液細胞分化における役割---IRF-2cDNAをレトロウイルスベクターで構築し、マウスの骨髄細胞に導入した。IRF-2を高発現させた細胞をコロニーアッセイを行ったところ、IRF-2が造血幹細胞を巨核球に誘導促進する働きがあることが確認された。
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Oncogene 25
ページ: 5113-5124
Encyclopedia of Cancer, 2nd Edition (in press)